みなさんFAXって、どのくらい使います?
個人事業を開始する際に悩んだのが「FAXの設置」です。
とある漫画で「このネットの時代にファックスかよ!」っていうセリフもありましたが(笑)、いやいやFAXって地味に使うんですよね!
使うシーンは当然、お客様とのやり取り。お客様の方からFAXでのやり取りを希望されれば、さすがに断るわけにはいきません。
というのも、お客様がFAXでのやり取りを希望するのには当然理由があるはずなのです。
例えば、少ない人数で事業をされていて、メールで連絡されてもパソコンを立ち上げてチェックする時間がない、とか。
または業務の動線にFAXがあるので、FAXで送ってもらったほうが見逃しがない、とか。
そういったお客様とのやり取りには、やはりFAXが必要となります。
しかし、FAXを導入するとなると初期費用(イニシャルコスト)と維持管理費用(ランニングコスト)がかかります。
「そこまで利用頻度は高くないからなるべくコストカットしたいなぁ・・・」と思うのは当然ですよね。
そんな事業主さんに活用して欲しいのが、オンラインのファックスサービス!
もし毎月のFAX利用頻度が低い場合や受信がメインの場合は、オンラインファックスを利用してみてはいかがでしょうか。
今回は『通常のアナログFAX』と『ひかりFAX』、『オンラインFAX』を比較し、どのくらいコスト削減できるかを検討してみたいと思います。
目次
費用比較
ここでは初期費用(イニシャルコスト)と維持管理費用(ランニングコスト)を比較します。
比較対象とするサービスは以下の4タイプです。
- アナログFAX(加入電話)
- アナログFAX(加入電話・ライトプラン)
- ひかりFAX
- オンラインFAX
アナログFAX・ひかりFAXはNTT東日本、オンラインFAXはBizFAXというサービスで比較します。
【FAX機不要】NTTコミュニケーションズのインターネットFAX「BizFAX ストレージ&リモート」
初期費用(イニシャルコスト)比較
アナログFAX | ひかりFAX | オンラインFAX | ||
---|---|---|---|---|
加入電話 | 加入電話・ライトプラン | |||
契約料 | 800円 | 800円 | 1,000円(ひかり電話初期費用) | 1,000円 |
施設設置負担金 | 36,000円 | なし | なし | なし |
工事費 | なし | 2,000円 | なし | なし |
必須環境 | ファクシミリ | ファクシミリ | インターネット環境 Android端末 ひかり電話 無線LAN環境 EPSON iPrint対応プリンター |
インターネット環境 |
※表示価格は税抜きです。
※ひかりFAXはひかり電話の契約が必要です。
維持管理費用(ランニングコスト)比較
アナログFAX | ひかりFAX | オンラインFAX | ||
---|---|---|---|---|
加入電話 | 加入電話・ライトプラン | |||
月額基本料 | 1,700円 | 1,950円 | 500円(ひかり電話利用料) | 1,000円 |
送信/枚 | 8.5円(市内) | 8.5円(アナログFAX宛) 2円(ひかりFAX宛) |
8円 | |
受信/枚 | 8.5円(市内) | 8.5円(アナログFAX宛) 2円(ひかりFAX宛) |
0円 |
※表示価格は税抜きです。
※アナログFAXは住宅用3級局(東京)・プッシュ回線の料金です。
※ひかりFAXはひかり電話の契約が必要です。
オンラインFAXのメリット・デメリット
上記に紹介した4タイプから、僕はオンラインFAX(BizFAX)を契約しました。
実際に使ってみた感想を、メリット・デメリットとしてご紹介します。
メリット
受信料が無料
これが一番大きいメリットに感じました。
僕のFAX利用頻度ではお客様からの受信はあっても、こちらから送信することがほとんどないからです。
受信したデータが残る
紙のFAXで受信した場合は紛失してしまうリスクがありますが、オンラインFAXの場合は受信データが残るので紙で管理する必要がありません。
インターネット環境があれば他に何も要らない
別途ファクシミリを購入する必要もないし、Android端末やプリンターを用意する必要がありません。
送信する場合もPDFファイルやWord、Excelファイルなどを利用します。
専用のFAX番号が持てる
これは他のオンラインFAXサービスとの比較になりますが、BizFAXは専用FAX番号を持つことができます。
専用FAX番号は050番号なので、名刺などに記載しても違和感がありません。
デメリット
現状デメリットは感じていません。
既存の環境、利用頻度によりオススメが異なる
もしあなたの環境に既に電話回線がある場合や頻繁に送受信をする場合はアナログFAXのほうがトータルコストは良いかもしれませんし、光電話を使っていてFAXはたまにしか使わない、という場合はひかりFAXも良いかもしれません。
今回のパターンは新規にFAXのみ導入する、という事例でご紹介・比較していますので、ご了承ください。